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2010年04月04日

造作工事。

現在木工事中の、沼津市M様邸の大工さんの工事中の様子をご紹介します。

中々見学会等でも説明をされなければ一般の方にはスルーされてしまう部分なのですが、こういった細かな木材への配慮が出来る職人さん達が菊池建設の建物を造っています。

造作工事。
中々、最近では珍しい真壁納めの和室です。
内法材といって、鴨居や、付け鴨居等の柱との取り合いに隙間が出来ないよう注意をして納めてくれています。
最近ではスライド丸ノコ(押し切りなんていったりもします。)でスポンとただ切ってしまえば簡単に材料は切れてしまいますが、ただスポンと切った鴨居等は柱にちゃんと付きません。微妙な木のクセといったものがあります。
柱も微妙にクセがあって、そこにキチンと鴨居が納まるようにクセを取って、隙間が出来ないように納めてくれる丁寧さが必要になってきます。

造作工事。
M様邸は続き間の和室があります。
間仕切りには長さ二間(3,640㎜)の鴨居が入ります。その他の内法材もそうですが、ボルトを入れて柱間を引っ張って柱と鴨居の間に隙間が出来ないように細工をしてくれています。

造作工事。
内法材の上には、長押が入ります。長押と鴨居の間に隙間が出来ると非常に格好悪くなってしまうため、鴨居に傷がつかないように上側に木の養生材を入れてくれてあります。

造作工事。
脱衣室他、水廻りには檜の無垢板を使った仕様になっています。
窓枠の取り合い等にも隙間が出来ないように大工さんの細かい配慮がなされています。

造作工事。
階段の回り部分の施工途中の写真です。
中々完成してしまうと当たり前のように使っている階段ですが、実は大工工事の中でも階段の納めは熟練度が必要な部分であって、大工さんの仕事の内では、内法と階段が一人で出来るようになって初めて一人前だとも言われています。

このように、菊池建設は高い技術力と無垢の木の特性を知った、熟練の職人さんが一般住宅から、社寺、数寄屋まで手掛けています。
中々パンフレットや展示場だけでは分かりづらい、見えなくなってしまう部分ですが、創業当時からのこだわりを今でも受け継いで、一棟一棟職人さんが手造りで造り上げていきます。


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Posted by 檜人(ひのきんちゅ) at 10:43│Comments(0)建築現場
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